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PHP 8.2は12月31日にサポート終了。古いままだとどうなる?

PHP 8.2は2026年12月31日にサポートが終了します。すぐにホームページが止まるわけではありませんが、その後はセキュリティの修正が提供されません。確認方法やバージョンアップ時の注意点を紹介します。

目次
  1. PHP 8.2のサポートが終わると何が変わる?
  2. 1月1日になったらホームページは止まる?
  3. あなたのホームページはPHP 8.2を使っている?
  4. PHPを上げる前に何を確認すればいい?
  5. WordPressが推奨するPHPバージョンは?
  6. どこに相談すればいいか分からないときは
  7. まとめ

「PHP 8.2のサポートが終了します」という案内を見て、ホームページが急に表示されなくなるのでは、と心配されている方も多いのではないでしょうか。

PHP 8.2のセキュリティ修正は、2026年12月31日で提供が終わります。ただし、翌日の1月1日になった途端、PHP 8.2で動いているホームページが一斉に止まるという意味ではありません。

気をつけたいのは、ホームページが動いていることと、セキュリティの修正が続いていることは別だという点です。PHPの更新が必要なのか、どこを確かめればよいのかを紹介します。

PHP 8.2のサポートが終わると何が変わる?

PHP 8.2は2022年12月8日に公開されました。PHP公式の案内では、セキュリティに関する修正が提供されるのは2026年12月31日までです。

ソフトウェアには、公開後に見つかった問題を開発元が修理し続ける期間があります。これがいわゆる「サポート期間」で、その期間が終わることを「サポート終了」や「EOL」と呼びます。

サポートが終了すると、その後に新しいセキュリティ上の問題が見つかっても、PHP 8.2向けの修正は開発元から提供されません。ホームページが表示されているからといって、同じ状態のまま長く使い続けてよいとは限らないのです。

PHP公式が示している、ほかのバージョンのセキュリティ修正の提供期限は次のとおりです。

  • PHP 8.3は2027年12月31日まで
  • PHP 8.4は2028年12月31日まで
  • PHP 8.5は2029年12月31日まで

PHP 8.1以前は、すでにサポートが終わっています。確認したバージョンが8.2より古かった場合も、更新について相談したほうがよい状態です。

1月1日になったらホームページは止まる?

サポート終了は、PHPそのものが使えなくなる日ではありません。2026年12月31日を過ぎた直後に、ホームページがすぐ止まるわけではないのです。

見た目には何も変わらず、これまでどおりページを開けることもあります。ただ、開発元によるセキュリティの修正はそこで終わります。

「今も表示できているから問題ない」と先延ばしにすると、更新の準備をしないまま古い環境を使い続けることになります。ホームページが止まる日として慌てるより、修正が続いているバージョンへ移る時期と考えるのがよさそうです。

2026年10月には、PHP2Shellと呼ばれる重大な脆弱性も公表されました。今回のPHP 8.2のサポート終了とは別の話です。詳しくはPHPの更新前に確認したいことをご覧ください。

あなたのホームページはPHP 8.2を使っている?

WordPressで作られたホームページではPHPが使われています。ただ、画面を見ただけでは、どのバージョンが動いているのか分かりません。

PHP 8.2の案内が届いても、自分のホームページが対象なのか判断しにくいと思います。

現在のPHPバージョンは、契約しているサーバーの管理画面で確認できます。「PHP設定」や「PHPバージョン」といった項目がないか探してみてください。

管理画面への入り方が分からない場合は、サーバーを契約したときのメールを探すと、契約先やログイン情報が分かることがあります。制作会社がサーバーまで管理しているなら、現在のPHPバージョンと更新に対応できるかを聞いてみてもよいでしょう。

PHP 8.2を使っていた場合は、サポート終了に向けた準備が必要です。PHP 8.1以前なら、すでにサポートが終わっているため、更新方法も確認してみてください。

管理画面にバージョンを選ぶ項目があっても、よく分からないまま切り替えるのは避けたほうがよいでしょう。操作自体は短くても、その後にホームページが正常に動くとは限りません。

PHPを上げる前に何を確認すればいい?

PHPを新しいバージョンへ切り替えると、古いWordPressのテーマやプラグインが対応できず、それまで動いていた機能に不具合が出ることがあります。

PHPのバージョンだけを先に変えるのではなく、現在使っているWordPress、テーマ、プラグインが更新先のPHPに対応しているかを確かめる必要があります。古いものが残っている場合は、どこまで更新できるのかも見てもらうことになります。

切り替える前には、ホームページのデータを保存しておきます。変更後に問題が見つかったとき、元の状態を確認するためです。

切り替えたあとは、トップページだけでなく、普段使っているページや機能も見てみてください。ページの表示が崩れていないか、問い合わせフォームが送信できるか、管理画面で記事を編集できるかなど、いつもの使い方を試すと異変に気づきやすくなります。

更新前の保存と更新後の動作確認までが、一連の作業です。専門知識がないと、自分で切り替えたり、問題なく更新できたかを確かめたりするのは難しいと思います。

WordPressが推奨するPHPバージョンは?

2026年11月3日現在、WordPress公式の動作環境ではPHP 8.3以上を推奨しています。PHP 8.2から更新する場合は、少なくともPHP 8.3以上が候補になります。

WordPressは、古い環境向けにPHP 7.4以上でも動くと案内しています。その一方で、これらの古いPHPはすでにサポートが終わっており、脆弱性にさらされるおそれがあるとも注意しています。

「WordPressが動くバージョン」と「WordPressが推奨しているバージョン」は、同じではありません。

PHP 8.3、8.4、8.5では、セキュリティ修正の提供期限がそれぞれ異なります。ただし、期限が長いものへ機械的に切り替えればよいわけでもありません。

使っているテーマやプラグインが対応しているか、切り替え後の表示や機能を確認できるかも含めて、更新先を決める必要があります。制作会社に依頼する場合は、PHPの切り替えだけでなく、事前の保存と動作確認も対応範囲に入っているかを確かめてみてください。

どこに相談すればいいか分からないときは

現在も契約している制作会社や保守会社があるなら、PHPのバージョン確認と更新について相談できます。サーバーだけを自分で契約している場合でも、ホームページを制作した会社が更新作業に対応できることがあります。

ホームページを作ってから時間がたち、以前の制作会社との契約が終わっていることもあると思います。管理している会社が分からない場合は、WordPressの管理を頼める人がいないときの確認方法も参考にしてください。

なお、当社でも現在のPHPバージョンの確認や、更新前に確かめる範囲の整理ができます。どこに相談すればいいか分からない、以前の制作会社との契約がもう終わっている、という場合は、確認だけでもお気軽にご相談ください。

まとめ

PHP 8.2は2026年12月31日にサポートが終了し、それ以降は開発元からセキュリティの修正が提供されなくなります。1月1日にホームページが止まるという意味ではありませんが、古いまま使い続ける理由にはなりません。

まずはサーバーの管理画面を見るか、制作会社に問い合わせて、現在使っているPHPのバージョンを確かめてみてください。PHP 8.2以前だった場合は、事前の保存と切り替え後の動作確認を含めて、PHP 8.3以上への更新を相談してみるのがよいでしょう。

参照資料

  1. PHP公式: サポートされているバージョン(2026.11.03 確認)
  2. WordPress 公式: 動作環境(2026.11.03 確認)

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