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お名前.com不正アクセスでホームページへの影響は?確認点を解説

お名前.com デスクトップクラウドへの不正アクセスについて、ホームページやドメインへの影響と、管理者が確認しておきたいことを分かりやすく解説します。

お名前.comの不正アクセスについて、「自分たちのホームページも被害を受けたのでは」と心配されている方も多いのではないでしょうか。

最初に確かめたいのは、不正アクセスが公表されたサービスの名前です。今回の対象は「お名前.com デスクトップクラウド」で、一般的なホームページ用レンタルサーバーとは別のサービスです。

お名前.comのドメイン登録サービスやホームページ用レンタルサーバーに被害が出たという発表は、2026年11月1日時点ではありません。お名前.comを利用しているというだけで、今回の対象になるわけではありません。

お名前.comの不正アクセスでは何が起きた?

「お名前.com デスクトップクラウド」は、インターネット上にあるWindowsパソコンを借りて使うサービスです。主にFXの自動売買など、パソコンを長時間動かし続けたい用途で利用されています。

GMOインターネット株式会社が、顧客から寄せられた連絡をきっかけに調べたところ、一部の利用者が使っていたサーバーに、第三者が不正なプログラムを仕込んでいたことが分かりました。その後、全プランのサーバーを順次停止しています。

不正なプログラムとは、利用者が意図していない動きをさせたり、情報を持ち出したりするために置かれるプログラムのことです。

影響を受けた可能性のあるサーバーは、26,739件と発表されています。ただし、不正アクセスや情報の取得が確認された件数ではなく、調査や対応が必要になった可能性のあるサーバーの数です。

サーバー内に保存されていた情報が取得され、不正に使われた可能性も発表されています。FXの取引ツールに保存していた、取引口座にログインするための情報なども含まれるとされています。一方、クレジットカード情報を含む決済情報は、このサービスのサーバーには保持していないとの説明です。

同社はすでに警察へ相談しており、侵入経路についてはセキュリティ専門会社と調査を続けています。見舞金や不正取引による損失の補償、代替サービスの提供を決め、攻撃者の要求には応じない方針も示しました。

また、攻撃者とみられる者による情報とされるものが公開されたことも確認したと発表しています。その内容は確認中とされているため、原因や影響を推測で決めつけず、今後の公式発表を確かめたいところです。

あなたのホームページは関係ある?

今回の発表と関係があるかどうかは、契約しているサービスの正式名称で分かれます。

利用しているサービス今回の発表との関係
お名前.com デスクトップクラウド不正アクセスが公表された対象です
お名前.comのドメイン登録サービス被害が出たという発表はありません
お名前.comのホームページ用レンタルサーバー被害が出たという発表はありません
他社のドメイン・レンタルサーバー今回発表された不正アクセスの直接の対象ではありません

契約名が分からなければ、契約時のメールや請求書を探してみてください。管理画面を開けるなら、画面に表示されるサービス名からも確認できます。

制作会社が契約を代行していると、請求書にサーバー会社の名前が出てこないこともあります。その場合は、現在ホームページを管理している会社に契約名を聞いてみるとよいと思います。

今回の発表だけを理由に、ホームページやドメインを急いで移転する必要があるとはいえません。対象サービスを利用しているか確かめ、該当していた場合はGMOからの案内に沿って対応してください。

サーバー会社に任せていれば問題ない?

サーバー会社は、設備やサービス全体の管理を担っています。ただ、利用者がサーバーに保存した情報や、管理画面で使うパスワードまで、すべて代わりに管理してくれるわけではありません。

ホームページ用のサーバーにパスワードを書いたメモや古い顧客情報を置いているなら、その情報を預けた側でも整理が必要になります。退職者が管理画面のIDを持ったままになっていることもあります。

これは、サーバー会社に問題があるという話ではありません。建物の管理を管理会社に頼んでいても、自分の部屋の鍵や中に置く書類は自分でも管理する。それとよく似ています。

サーバーやホームページの中に何が保存されているか分からないときは、むやみにファイルを消さないほうがよいでしょう。ホームページの表示に必要なファイルかもしれないため、制作会社や保守会社に確かめてみてください。

すぐできることは?

GMOは今回の利用者に対し、認証情報を変更し、同じパスワードを使っている別のサービスでも変更するよう案内しています。認証情報とは、ログインに使うIDやパスワードなどのことです。

ひとつのパスワードが知られると、同じ組み合わせで別の管理画面へのログインを試されることがあります。ドメイン、レンタルサーバー、WordPress、会社メールで同じパスワードを使っていないか、思い当たるところから確認してみてください。

あわせて見ておきたいのは、次の項目です。

  • パスワードを複数のサービスで使い回していないか
  • パスワード以外の確認方法を追加できるか
  • 退職者や以前の制作会社の管理者IDが残っていないか
  • 登録済みの連絡先が現在も使えるか、契約名義やトラブル時の連絡先が分かるか

パスワードに加えて、スマートフォンに届く確認コードなどでも本人を確かめる方法があります。これがいわゆる「2段階認証」や「2要素認証」です。

利用できる管理画面では、設定を検討してみてもよいと思います。ただし、確認コードの受取先が退職者のスマートフォンになっていると、必要なときにログインできません。設定の有無と一緒に、だれがコードを受け取るのかも確かめてみてください。

「だれが管理しているか分からない」「以前の制作会社との契約がもう終わっている」という場合は、契約時のメールや過去の請求書が手がかりになるかもしれません。

便乗したにせメールや異常にも注意

大きな不正アクセスが公表された後は、その知らせに便乗したにせメールやにせ電話にも注意が必要です。

「すぐにパスワードを変更しないと停止する」「ドメインの更新が必要」といった連絡が届いても、メール内のリンクをそのまま開かないほうが落ち着いて確認できます。普段使っているブックマークなどから、公式の管理画面を開いてみてください。

GMOは、パスワードや認証コードを尋ねることはないと案内しています。電話やメールで聞かれても伝えず、いったん連絡を終えて公式窓口を確かめるとよいと思います。

差出人の名前やメールアドレスを本物らしく見せかける仕組みは、なりすましメールの仕組みで説明しています。

すでにホームページが知らないページへ変わっている、別のサイトへ転送される、管理画面に入れない。こうした異常があるなら、パスワードの見直しだけでは足りないかもしれません。

制作会社や保守会社に連絡し、サーバー内も含めた調査を頼んでみてください。対応の流れは、ホームページが乗っ取られた場合の対応でも確認できます。

どこに相談すればいいか分からないときは

ドメインやサーバーをだれが契約しているのか分からない、前の制作会社とはもう連絡が取れない。こうした状態だと、パスワードの見直しひとつでも、どこから手をつければいいのか迷うかもしれません。

当社でも、ホームページやドメインの管理状況の確認に対応しています。何か直す前の、確認だけでも大丈夫です。どこに相談すればいいか分からない場合は、お気軽にご相談ください。

まとめ

今回、不正アクセスが公表されたのは「お名前.com デスクトップクラウド」です。ホームページ用レンタルサーバーやドメイン登録サービスに被害が出たという発表はありません。

まずは、契約しているサービスの正式名称を確かめてみてください。あわせて、パスワードの使い回しがないか、現在使える管理者IDをだれが持っているかを見直してみるとよいと思います。

参照資料

  1. GMOインターネットグループ: 連結子会社の提供サービスへの不正アクセスに関するお知らせ(2026年10月23日)(2026.11.01 確認)
  2. お名前.com: デスクトップクラウドへの第三者による不正アクセスに関するお知らせ(2026.11.01 確認)
  3. GMOインターネットグループ: 不正アクセスに関する現在の対応について(第10報)(2026.11.01 確認)

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