安全設定

昔のドメイン・サブドメインが知らないサイトに使われるときの対処

キャンペーン用のサブドメインや、以前使っていたドメインが、カジノなど知らないサイトになっている——サブドメインの乗っ取りとドロップキャッチの仕組み、今すぐ確認すべき設定、再発を防ぐ管理の方法を中小企業向けに整理します。

キャンペーン用に作ったサブドメインが、カジノのサイトになっている。以前使っていたドメインに、知らないサイトが表示される——こうした被害が、官公庁・自治体・企業で相次いで報じられています。

ホームページ自体は無事でも、自社の名前の付いたアドレスで怪しいサイトが出るため、検索した人やお客様が誤解します。

まず結論:なぜ起きるのか

起きていること主な原因
サブドメイン(例:campaign.自社ドメイン)が知らないサイトになる外部サービスを解約したのに、DNSの設定が残っていた(サブドメインの乗っ取り)
昔のドメインが知らないサイトになる更新を止めたドメインを第三者が取得した(ドロップキャッチ)

サブドメインの乗っ取りは、今のドメインの設定の問題なので、自社で止められます。

自分で確認する方法

  1. DNSの管理画面でサブドメインの一覧を出す — どのサブドメインが、どのサービスを向いているかを確認します。
  2. 向き先のサービスを今も使っているか確かめる — キャンペーン、LP作成ツール、ブログ、ECなどの解約済みのサービスを指したままの設定が危険です。
  3. 会社名で検索する — 自社の名前の付いたアドレスで、知らないページが出ていないかを見ます。自社のドメインの中に不審なページがある場合は、別の被害です → 検索結果に知らないページが出るとき

やってはいけないこと

  • 怪しいサイトに問い合わせる・連絡する(相手に反応を与えるだけです)
  • 設定の意味が分からないままDNSをまとめて消す(メールや本番サイトが止まることがあります)

対処の手順

手順内容
1怪しいサイトになっているアドレスと、見つけた日時を記録する
2今のドメインのDNS設定を洗い出し、使っていない設定を特定する
3メールや本番サイトへの影響を確かめてから、不要な設定を消す
4検索結果に残ったページは、検索エンジンに削除を依頼する
5手放したドメインが取得された場合は、取引先・お客様への案内を検討する
6サービスの解約時にDNSも消す、ドメインの更新を止めない、という手順を決める

当社でできること

緊急対応窓口で、状況をうかがい、ドメイン・DNSの点検と不要な設定の整理の進め方、費用の目安をお伝えします(法人・個人事業主向け)。制作会社が変わって設定の管理者が分からないという段階でもご相談ください。

再発を防ぐための平時の点検には、ホームページ安全設定の無料診断もご利用ください。

よくある質問

手放したドメインは取り戻せますか?

第三者に取得されたドメインを取り戻すのは難しいことが多いです。まず今使っているドメインに残った設定を整理し、取引先やお客様への案内を検討します。

自社のホームページは無事でも、問題になりますか?

自社の名前の付いたアドレスで怪しいサイトが出ると、検索した人が自社のものと誤解します。信用を落とすだけでなく、詐欺に使われる恐れもあります。

何を確認すればいいですか?

DNSの管理画面で、今あるサブドメインの一覧と、それぞれの向き先(どのサービスか)を確認します。解約済みのサービスを指したままの設定があれば、消すのが基本です。

関連する無料診断

HTTPSやブラウザ向け保護など、外から確認できる設定を点検します。

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参照資料

  1. 愛知県: 県が廃止したドメイン名の第三者による取得について(2026.10.24 確認)
  2. JPRS: ドメイン名ハイジャックとその対策(2026.10.24 確認)
  3. 日本経済新聞: 省庁のウェブサイト、閉鎖後に不正利用 カジノへ誘導も(2026.10.24 確認)