Shopify商品ページを公開情報から点検する方法
Shopifyで作ったネットショップの商品ページを、管理画面に入らずブラウザだけで点検する手順。構造化データ、タイトル・説明文、送料・返品の案内、表示速度の確認ポイントと直し方をまとめます。
Shopifyは、ネットショップに必要な機能がひととおりそろった便利なサービスです。そのため「Shopifyにしたから、検索エンジン向けの設定も大丈夫」と考えている方も多いのですが、実際の出来栄えは、使っているテーマ、入れているアプリ、商品登録の仕方で大きく変わります。 管理画面に入らなくても、ブラウザだけでかなりのことが確認できます。
点検の前に:見る商品ページを3つ選ぶ
1つだけ見て判断すると、見落としが出ます。次の3種類を選んでください。
- 売れ筋の商品(いちばん見られているページ)
- 色やサイズの選択肢(バリエーション)がある商品
- 在庫切れ、またはセール中の商品
テーマによっては、バリエーションや在庫切れのときだけ構造化データの値がおかしくなることがあります。
点検1:構造化データ(価格・通貨・在庫)
Shopifyの商品ページの構造化データ(機械向けの商品情報)は、テーマが出力しています。どの項目が出るかはテーマごとに違い、Shopify全体で決まっているわけではありません。
- Googleのリッチリザルト テストに商品ページのURLを入れ、「商品スニペット」「販売者リスティング」が検出されるかを見ます
- ページのソースを表示し、
"@type": "Product"を検索します。2か所以上ヒットしたら要注意です。テーマとアプリの両方が出力していて、値が食い違っている場合があります "price"・"priceCurrency"(日本円なら JPY)・"availability"があり、画面の価格・在庫と一致しているかを確認します"sku"・"gtin13"(JANコード)・"brand"があるかを見ます。商品登録画面でSKUやバーコードを入力していないと、テーマが出力できません
点検2:商品ごとのタイトルと説明文
検索結果に出るタイトルと説明文は、Shopifyでは商品ごとの「検索エンジンでの表示」の設定で決まります。未入力の場合は、商品名や商品説明の冒頭から自動で作られることが多く、説明文が「送料無料!」「新入荷」のような定型文で始まっている商品は、全商品で似た説明文になりがちです。
ブラウザでページのソースを表示し、<title> と <meta name="description" を3商品で見比べてください。同じ文が並んでいたら、商品ごとに書き分ける対象です。タイトルが検索結果でどう扱われるかは、検索結果のタイトルと説明が意図どおり表示されない理由も参考にしてください。
あわせて、SNSで共有したときの画像(og:image)が商品画像になっているかも確認します。
点検3:送料・返品・特定商取引法の案内
Shopifyでは、返品ポリシーや配送ポリシーなどのポリシーページを作る仕組みがあります。ただし、作っただけでは商品ページから見つけられません。
- 商品ページの価格の近くに、送料(または送料ページへのリンク)があるか
- 商品ページやフッターから、返品・交換のページにたどり着けるか
- フッターに「特定商取引法に基づく表記」へのリンクがあるか
- ポリシーページと表記ページで、送料や返品期限が食い違っていないか
書き方の詳細はネットショップで送料・返品情報を見つけやすくする方法にまとめています。
点検4:スマホでの表示速度
PageSpeed Insightsに商品ページのURLを入れ、「モバイル」の結果を見ます。Shopifyのショップで表示が遅くなる原因としては、大きすぎる商品画像、入れたまま使っていないアプリ、重複した計測タグがよく挙がります。アプリを削除しても、テーマにコードが残る場合がある点にも注意してください。
点数は目安です。点数だけを追う前に、PageSpeedの点数だけを追わない方がよい理由もご覧ください。
よくある誤解
- 「Shopifyは構造化データに自動で対応している」:出力しているのはテーマで、内容はテーマごとに違います。必ず中身を確認してください
- 「アプリを入れれば入れるほど良くなる」:構造化データの二重出力や表示速度の低下の原因になります。使っていないアプリは整理しましょう
- 「ポリシーページを作ったので案内は完了」:お客様が商品ページから見つけられることが大切です
- 「サイトマップやrobots.txtは触らなくてよい」:Shopifyは自動で用意しますが、変更もできます。検索エンジンへの拒否が意図せず入っていないかは、時々確認してください
当サービスの診断ではこう判定します
Webサイト診断のネットショップ販売基盤診断は、Shopifyかどうかに関わらず、公開されている商品ページを同じ基準で採点します。ログインや管理画面の確認は行いません。主な項目と配点は次のとおりです。
- 商品の構造化データ(10点)/価格と通貨(8点)/在庫状況(5点)/ブランド・SKU・JANコード等(4点)
- 商品ごとのタイトル・説明文(4点):確認した商品すべてで固有なら合格、重複があれば2点
- 商品のシェア画像(3点):商品ページに og:image があるか
- 商品ページの表示速度(10点):PageSpeedモバイル90以上で10点、50〜89で6点、49以下で2点
- 商品ページとカートボタン(5点):確認した商品ページすべてでカート追加ボタンを検出できるか
- 特定商取引法に基づく表記(10点):見当たらない場合は総合点の上限を60点
採点基準はすべて公開しています。
直し方と依頼文の例
Shopifyストアの商品ページについて、次の確認と修正をお願いします。
1. 商品ページの構造化データ(Product)が1つだけ出力されているか確認し、
テーマとアプリで重複していれば片方にまとめる
2. price・priceCurrency・availability・sku・gtin13・brand が、
バリエーション・在庫切れ・セール中の商品でも正しく出ることを確認する
3. 使っていないアプリを削除し、テーマに残ったコードも整理する
4. 商品ページの価格の近くに、送料と返品ページへのリンクを表示する
SKUやJANコードの登録、テーマ・アプリの整理、送料・返品・特定商取引法の案内など、ショップの見直しでお困りの場合は無料のご相談からお気軽にお問い合わせください。
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4つの点検をまとめて任せたい場合は、無料のご相談ください。
よくある質問
構造化データのためにアプリを入れるべきですか?
まず今のテーマが何を出力しているかを確認してください。テーマで十分に出ているのにアプリを足すと、同じ商品の構造化データが2つ出て、値が食い違う原因になります。足りない項目があるときに、テーマの修正かアプリかを選びます。
管理画面に入らずに確認して大丈夫ですか?
この記事の手順は、お客様や検索エンジンが見ているのと同じ公開ページを確認するものです。設定の場所を探すより先に「外からどう見えているか」を知るのに向いています。直すときは管理画面やテーマの編集が必要です。
参照資料
- Google 検索セントラル:商品(Product)の構造化データ(2026.10.01 確認)
- Google 検索セントラル:検索結果のタイトルリンク(2026.10.01 確認)
- PageSpeed Insights(2026.10.01 確認)
- Shopify ヘルプセンター:ストアのポリシー、テーマ、SEO に関する各ページ(2026.10.01 確認)